銀山温泉(瀧見館1泊)-のんびり温泉旅行
今回は休薬期間が2週間あり、丁度3連休とも重なるので、7/14から7/15にかけて、温泉1泊旅行に行くことにした。
前回の伊勢志摩旅行は、強行スケジュールだったので、のんびり温泉を楽しむのが目的だ。
目的地は、前から気になっていた銀山温泉だ。
半月前に探したが連休なので予約が取れるか心配したが、運良く「瀧見館」という旅館が空いていた。
そばが自慢で評判も良さそうなので直ぐに予約をした。
出発
当日(7/14)は、ゆっくりと10時30分に家をでる。郡山はかなり暑く、駐車場に車を停めて15分ほど歩くが、郡山駅に着くころにはダレ気味になる。
銀山温泉の最寄り駅は大石田駅だが、新幹線つばさで乗り換え無しに行けるのが便利だ。
つばさに乗って、駅弁を買う。
両方とも米沢牛弁当だ。
なかでも、牛肉どまん中弁当が当たりだ。
そぼろもあり、出汁が効いてうまい。肉だらけに見えるがそれほどクドくない。
しばらくして、大石田駅に到着。
駅はそこそこ立派だが、駅前はだだっ広くて閑散としている。
駅から旅館の送迎バスに乗って銀山温泉に向かう。
客は、私と妻の2名のみ。マイクロバス貸切状態だ。
道すがらドライバーと話しながら進む。
30分ほどで旅館に到着。
2階建てで下階が温泉になっている中規模の旅館だが、銀山温泉内では大型クラスだ。
部屋は典型的な温泉旅館。外は青々とした山並みが見える。
少し休んで、早速銀山温泉街に繰り出すことにした。
銀山温泉散策
瀧見館は銀山温泉のはずれにあり、中心部まで歩いて5分、帰りは10分とのこと。要するに、行きは下り坂で楽だが、帰りは上りがキツいとのこと。
ともあれ、中心部まで行ってみる。
天気は小雨気味だが、さほど強くないのが救いだ。
多少ジメジメ感はあるが、郡山ほど蒸し暑くはない。
坂を降りて行くと、大きな滝が現れる。
滝の側の旅館だから「瀧見館」だと納得。
そこそこ大きな滝だが、滝のすぐ近くと言うか、滝の真下まで行くことが可能だ。
かなりの壮観だ。
滝から流れる川に沿って曲がると既に銀山温泉の街中。
思ったよりこじんまりとした旅館街だ。
その中で大正風の雰囲気があり、なかなか風情がある。
少し気にしていたのが藤屋。
以前に金髪美人女将で有名になったが、主人が旅館をモダンにリニューアルしすぎて、女将には逃げられるは、倒産(民事再生法申請)するはで、何かと話題の旅館だ。
一見では、叩かれたほど不自然な感じはしない。
ある程度年数が経ったせいか、ケバさも薄れてそれなりに街並みにマッチしているようにも見えるが、改築から7年しか経過していないにしては外装の腐食が進みすぎているようで、逆に心配だ。
妻はここのカフェを楽しみにしていたので中に入ってみたが、人影がない。
しばらくして現れた従業員に聞いてみると、あいにくもうカフェは営業していないそうだ、残念。
やむなく、おみやげ屋の軒先で、店で買ったかめ饅頭を頂く。
いかにも、温泉地の饅頭といった感じだ。
私は、さらに帰りがけにカレーパンを頂く。
スパイシーなカレーで自分好みの味だ。ちょうど揚げたてでカリカリ感がまた絶品。
ひと通り散策して一旦、宿に戻る。
瀧見館
歩いて汗もかいたので風呂に入る。時間帯のせいか、貸切状態だった。
露天風呂も、山並みが見えてなかなか爽快だ。
ちなみに泉質は、ナトリウム塩化物硫酸泉。
いわゆる食塩泉になるが、山奥で食塩泉というのも不思議な感じだ。
ほどなく夕食の時間となる。
今回の夕食は部屋食だ。
贅沢三昧とまではいかないが、種類はあるが量が適度なのでかえって食べやすくてよかった。
最後の方に肉料理なので、もたれないか心配だったが、トマトベースのビーフシチュー風で、さっぱりして旨い。
こちらは「そば」が名物で、これもたしかに美味かった。
なお、酒は地元の六歌仙「ひととき」にした。
スパークリング純米酒という珍しい日本酒で、発泡酒ならではの爽やかさに加えて、アルコール度数が低いので飲みやすい酒だ。
豪雨のなかの夜散策
こちらの旅館では、夜にマイクロバスで温泉街まで送迎するサービスがある。夜の銀山温泉は風情があるので行きたいが、温泉に入って食事してくつろいだところで坂の昇り降りは億劫だという客にはありがたいサービスだ。
草履の貸出サービスもあるが、雨が振っているので自分の靴を履いたが、後々これが失敗になる。
客は5~6グループと比較的多い。
程なく、銀山温泉入口に到着。ここからはバスが入れないということで、傘をさして歩いていく。
待ち時間は30分ほどで、夜景を楽しむには程よい時間だ。
雨の夜の銀山温泉も乙なものだ。
夜景を楽しんだり、お土産物屋を覗いていたりしていたが、だんだん雨が強くなってきた。
取り敢えず軒先で雨をしのいで弱くなるのを待っていたが、逆に一層強くなる。
完全にゲリラ豪雨状態。
バスの待ち時間も迫っていたので、意を決してバスまで走る。
ほんの2~3分だが、靴もズボンもビシャビシャ。妻は靴の中まで水が入っていた。
草履を履いた方がよかったかと後悔したが後の祭り。
宿の人が、乾きやすいところに靴を置いてくれるので感謝する。
明日までに乾いたらいいなと期待。
帰り
翌日になる。朝食は、宴会場で頂くことになっている。私は洋食、妻は和食。
雨はまだ降っている。
銀山温泉には散策コースもあるが、昨日の雨に懲りて出発まで旅館内でゆっくり過ごすことにした。
食後、また温泉に入る。入浴客もほとんどいないのでゆっくり入れる。
雨音を聞きながらの露天風呂も和む。
雨のせいで緑が一層色濃くなっている。下には川が見えるが、雨で濁流になっている。
チェックアウトは10時。ちなみに靴は乾いていた。よかった。
帰りも大石田駅までの送迎バスを利用する。
戻りも貸切状態だ。
ドライバーが気さくな方で、尾花沢すいかや山形弁の話で盛り上げがる。
ほどなく駅に着いた。雨はすっかりあがっていて青い空が見える。
新幹線の待ち時間が1時間以上あるので駅前の喫茶店に行ってみたが、あいにく定休日。
大石田駅は新幹線の停車駅にしては、駅前に店がない。と言うか何もない。
別の喫茶店を探すも見つからず、やむなく駅の構内で時間を潰すことにする。
途中、コンビニに寄って昼食用にパンを買おうとするが、デイリーヤマザキなのにほとんどパンが売っていない。
本当に何もないところだ。
ようやく新幹線が到着。指定席が満席なので自由席にしたが、かなり混んでいる。
やむなく、妻と別々の席になって乗車。山形駅からは一層混んで立席客が通路にまで溢れていた。
電車にのると程なく爆睡。
途中、雨音が聞こえる時もあり、天候は安定していない。
山形新幹線は天候不順で止まることも多いが、今回は定刻通りだった。
郡山に着くと暑さがこたえる。やはり銀山温泉は涼しかった。
明日からはまた治療になるが、よいリフレッシュになった。
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