治療戦略と考え方-平成25年7月現在



 現段階での状況と治療についての考え方をまとめてみた。

現状分析
 現時点では順調に推移。
 但し、PFS(無増悪生存期間)が9.3か月なので注意時期。

<敵の状況>
 転移巣は、両肺に1か所ずつ存在。縮小傾向にある。
 さらなる転移は肉眼上では見つからず。
 腫瘍マーカーは正常域内。但し緩やかな上昇傾向にある。

<当方の状況>
 体調は、正常時より2割程ダウン。
 抗がん剤の副作用は、2クール目にグレード3(下痢)が1度あり。
 グレード1は、常時、手足症候群・末梢神経障害(しびれ)・倦怠感がある。
 胃腸障害は、2~3回に1度の頻度で発生。
 9クール目に、オキサリプラチンの累積による遅延性末梢神経障害が発生。
 手術後の腸閉塞は、軽微なものも含めて、今まで発生していない。
 仕事は継続しているが、出勤率は約8割。


治療戦略
<目標>
 がんを消滅させ、年金を貰える年齢まで生きること。
 当面の目標は、肺の転移巣の殲滅と他の転移の抑制。

<基本戦略>
 3大療法・標準治療を基軸とし、代替医療は行わない。
 サプリや食事・運動は、体力維持・副作用緩和を主目的とする。
 生活・仕事はできるところまで現状維持、但し無理はしない。


戦術
<3大療法>
 抗がん剤治療(ゼロックス・アバスチン療法)を継続。
 ゼローダ服用は、3クール以降は2段階減薬(1回6錠→4錠)。
 アバスチンとL-OHPは、標準量の点滴継続。
 手術については、適応の可能性は高いが、抗がん剤の治療効果が継続しているので様子見。
 放射線については、現時点では考慮外。

<他の医療オプション>
 先端医療(陽子線・ペプチドワクチン等)については、現時点では考慮外。
 治験についても考慮外。但し大日本住友製薬のBBI608の治験には留意する。
 肺転移巣の手術が実行段階になった場合、ラジオ波焼灼・冷凍凝固(慶大)をセカンドオピニオン。

<代替医療>
 免疫細胞療法・丸山ワクチン・高濃度ビタミンC療法等の代替療法は行わない。

<サプリメント>
 積極活用。但し胃腸を壊しては本末転倒なので、服用量には注意。
 今飲んでいるのは、
  ①シイタケ菌糸体LEM-すこやからいふ
  ②コンドロイチン・グルコサミン-すこやからいふ
  ③EPA(DHA込)-米NOW
  ④クルクミン(バイオペリン込)-米Doctor’s Best
  ⑤DIM(ジインドリルメタン)-米Nature’s Way
  ⑥ビタミンD-米NOW
  ⑦Rリボ酸(ビオチン込)-米Doctor’s Best
  ⑧アセチルLカルニチン-米Doctor’s Best
  ⑨メラトニン-米Nutricology
 ③~⑨が米国社製なのは、成分量が多く、かつ安価なため。
 日本の通販サイトでも購入可能だが、より安くなるiHerbで輸入している。

<食事>
 胃腸をいたわるのが大前提。
 飲食ともに特に制限はしない。

 水は、アサヒ飲料の富士山のバナジウム天然水。
 お茶類は、JWT(ジェイソンウィンターズティー)とホップ茶。
 量は、全て含めて1日2リットル目標。

 主食は、発芽玄米と白米をミックス。
 朝食は、平日は納豆と海苔とヨーグルト。土日はパン食。
 昼・夜はその都度。
 肉類・ラーメン等の高コレストロール食は病前の1/3程度に減らし、野菜と魚の比率を増やす。
 肉類も量や頻度は減らすが、特に種類の制限はしない。

<運動・生活習慣>
 1日30分(3000歩)以上のウォーキング。
 7時起床、23時就寝。
 5月~10月は腹巻着用。
 旅行・温泉には積極的に行く。


プランB
 転移の多発、腫瘍マーカーの急上昇等があった場合の対応。
 いわゆる負け戦対応、撤退戦。

<基本戦略>
 QOLの維持を最優先とする。
 病状の進行度合により、臨機応変に対応する。

<治療>
 抗がん剤は、セカンド・ラインまでは継続。
 サード・ライン以降は、副作用の発現状況に応じて回避を判断。
 QOLの維持・改善の治療は積極的に受ける。
 入院期間は可能な限り短縮。

<仕事・生活>
 仕事を休職、傷病手当に切り替え。
 体力がある限り「5日間の休みで行けちゃう! 絶景・秘境への旅」でもしようかな。
 
 今のところは近所の紫陽花ぐらいですがね。
紫陽花


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