伊勢志摩旅行(2日目)-外宮、鳥羽、御宿・ジ・アース



志摩観光ホテル・クラッシック
 せっかくいいホテルに泊まっているので、今日はのんびり目に出発することにした。
 7:30頃に朝食。
 和洋から選べるが、和食が小分けになっていて良い感じだ。
 洋も良い味だが、見た目の華やかさは和が勝っている。
志摩観光ホテル-朝食
 食後におみやげを買って、ホテルの散策。
 まずは、庭を見学。新緑に花も咲いて良い庭だ。
 しかし、ハチが多い。それもクマンバチだ。空中でホバリングしていて迎撃体制を取っている。
 仕方なく、池の方まで行くのは断念。
志摩観光ホテルクラッシック-庭  ついで、旧館の見学。
 開業当時の面影が残っており、昔の「華麗なる一族」のイメージだ。
 山崎豊子氏の執筆机も展示してある。
志摩観光ホテルクラッシック-旧館
志摩観光ホテルクラッシック-山崎豊子

 朝をホテルでのんびり過ごして、10時ごろにホテルを出る。

外宮
 時間節約のため、最短ルートで伊勢市へ向かう。
 レンタカーを返して、駅裏からタクシーで下宮前まで乗せてもらう。

 外宮は昨日廻った宮とは規模が違う。
外宮入口  入口には新しい案内板もある。
外宮案内
 真っ先に正宮を目指す。
 神楽殿を過ぎたあたりで人だかりがあり、何やら石に手をかざしている。
 これが「三ツ石」、正式には「川原祓所」(かわらはらいしょ)と呼ばれ、穢れを払う場所とのこと。
 手をかざすと温かみを感じるそうだが、うーんあまり感じなかった。
三ツ石
 ようやく豊受大神宮の御正宮に到着。人が多い。
外宮正宮  中では、ちょうど正式参拝を行なっていた。
 さすがに正式参拝の方は、スーツで正装だった。

 正宮の隣では、新しい宮が建設中だ。屋根の部分が少し見ることができる。
正宮建設中
 近くにある別宮の土宮・風宮・多賀宮も参拝。
 こちらも、結構混んでいた。
風宮
多賀宮


 ツアーなどの外宮参拝ならここまでだが、せっかくなので、外宮の奥まで足を伸ばしてみる。
 外宮の駐車場から北御門、馬屋の横の参道を進む。
 正宮の参道とは打って変わって静かな森の道だ。
外宮参道  その奥にある「度会国御神社(わたらいくにみ)」、さらに奥の「大津神社」を参拝。
度会国御神社
大津神社

 原生林に囲まれた古くから祀られてる神社には、正宮とは異なる神聖さを感じる。
 近くにある巨木がさらに神々しい感じだ。
外宮巨木
 昼食は、近場で伊勢うどん。
 うどんは、腰がなく非常に柔らかい食感。
 醤油も薄口で軽い昼食にはもってこいだ。

 食後は、せんぐう館。
 2012年4月オープンの新しい建物だが、式年遷宮の勉強に最適です。
 空調も効いているので、暑い中、外宮参拝したあとに涼むのにも丁度いい。
せんぐう館  せんぐう館の入口前にある勾玉池。
 なお勾玉池前は、館内(有料)に入らなくとも、無料の水が飲める休憩所になっています。
勾玉池
ミキモト真珠島
 外宮から歩いて伊勢市駅へ戻り、電車で鳥羽に向かう。
 14時半ごろに鳥羽到着。ちょうど「しまかぜ」が停車中だったので、上から撮影。
鳥羽「しまかぜ」
鳥羽「しまかぜ」

 駅にはこんなポスターも。
鳥羽「ポスター」  フェルメールの真珠の耳飾りの少女のオマージュだが、おもしろい。

 ミキモト真珠島へは、鳥羽駅からゆっくり歩いて10分ほどで着いた。
ミキモト真珠島  ちなみにこれが有名な「ラブラブの石」。 ラブラブの石  暑いので、中のレストランでお茶休憩。
 その後、真珠の見学。売り物とか珍しい真珠細工を見て目の保養。妻はかなり満足した様子。
 外では海女の実演ショーをやっていたが、時間がないので今回は断念。
 歩いて鳥羽水族館へ向かう。

 途中で変わった船を見かける。
 龍宮城をイメージした観光船だが、金ピカでとにかく目立つ。
 名古屋のシャチホコ観光船には負けるが、なかなか良い感じだ。
観光船「龍宮城」  こちらは、警察の巡視船。なかなか格好良い。
三重県警巡視船「あらしま」
鳥羽水族館
 鳥羽水族館はミキモト真珠島と同じ通りにあり、5分ほど歩いて到着。
 既に4時前になっており、5時には駅前まで戻らないといけないので、少し急ぐ。

 中は順路がないので、好きなように見て回れる。

 ゴマフアザラシに赤ちゃんが生まれたとのことだったので、まずは行ってみる。
 2か月も経つと、もう「赤ちゃん」から「子供」になっている。動物は成長が早い。

 鳥羽水族館は、珍しい大型種が多くて見応えがある。
 ジュゴンはずっと食事中。ずっと一心不乱に食べている。
ジュゴン  脱走で有名になったフンボルトペンギン。人懐こいのか近くに寄ってくる。
ペンギン  ビーバー。実物はかなり大きく驚く。
ビーバー  マナティ。顔を見たかったのですが、あまり動きがない。
マナティ  お気に入りのクラゲ。
クラゲ
 しまった、スナメリを見るのを忘れた。

 30分ほどでひと通り見て、駅へ戻る。
 駅前には各ホテルの送迎バスが待機しており、5時少し過ぎに出発。
 途中、提携の旅館で客を降ろし、自分たちは乗用車に乗り換えて更に進む。

御宿 The Earth
 鳥羽展望台の近く、パールロードから分かれて細い山道を進んでいく。
 しばらく進んだ岬の先に宿がある。

 高級旅館だけあり、エントランスから廊下、部屋までなかなかゴージャスだ。
 部屋はメゾネットタイプを予約したが、とても広い。
御宿TheEarth
御宿TheEarth

御宿TheEarth
御宿TheEarth

 部屋には内風呂と露天風呂がある。
 ちなみに、お湯は温泉だ。
 食事前に軽く入ってみた。
御宿TheEarth
御宿TheEarth

 テラスも2箇所あり、眺望もバッチリだ。
御宿TheEarth
御宿TheEarth

 コンセプトイメージとしては、昨年泊まった遠刈田温泉の別邸山風木に似ている。
 旅館街から少し離れた場所で、ある程度限定したお客様に対して、非日常感を演出したおもてなしをする。
 サービスや食事は今風のテイストで、従業員は若く、旧来型の高級旅館とはまた異なるスタイルだ。

 夕食はコースを頂いた。
御宿TheEarth
御宿TheEarth

御宿TheEarth
御宿TheEarth

 料理のクオリティは高く、どれも美味しい。器も盛り付けも趣向を凝らしている。

 ただ、「会心の一撃」というか、この宿で食べた「この料理」「この酒」の味が忘れられないというか、そういうものがなく、若干印象が薄い感じがする。
 昨日の志摩観光ホテルなら「伊勢海老スープ・アワビステーキ・松阪牛3点セット」。
 別邸山風木なら、「ともサンカクの握り、うに炊き込み飯、モヒート」。
 料理そのものは美味しいので、あとは名物料理があれば完璧だ。

 あと、お酒は数はあるが、地酒が少なく残念。
 ただ、この白酒は美味かった。
御宿TheEarth

 こちらでは満月前後3日間は、「Fullmoon with Wine」というイベントを行なっている。
 展望台で、ワインを飲み音楽を聞きながら月見しようという趣向だ。
 せっかくなので、参加してみた。
 海に映える月がとても綺麗で、ほろよい加減で気持ちがいい。
御宿TheEarth
 昨日は自分がマッサージを受けたので、今日は妻の番となる。
 2日連続で16,000歩は歩いているので、かなり疲れが溜まっているようだ。
 私の方は、  妻がマッサージのため退席。
 自分も少し冷えてきたので、温泉に入る。こちらには大浴場もある。
 泉質は、ナトリウム・カルシウム塩化物泉。要は食塩泉だ。
 それほど広い大浴場ではないが、客数からすれば十分な広さだ。
御宿TheEarth温泉
御宿TheEarth温泉


 湯上りに少し館内を散歩する。
 廊下は、照明が床板と相まっていい感じ。
御宿TheEarth  到着時にウエルカムドリンクを頂いたスペースは、夜はナイトバーになっていた。
 入口には昼にはなかった木戸をつけてあり、おしゃれな演出だ。
御宿TheEarth  階段にも照明が埋め込まれている。凝っている。
御宿TheEarth
 いよいよ明日は最終日。
 こちらからは、8:40、9:40、11:10に鳥羽駅までの送迎があるので、9:40に予約する。
 ベッドもなかなか寝心地よく、直ぐに寝てしまった。


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