伊勢志摩旅行(3日目最終日)-内宮参拝
御宿 The Earth
今日も少しゆっくりと宿で過ごすことにする。観光+いい宿だとなかなかバランスが難しい。
せっかくいい宿に泊まったので、宿を満喫しようとすると、観光する時間がなくなる。
せっかく遠くまで来たので観光を詰め込むと、宿でくつろぐ時間がなくなる。
まあ、贅沢な悩みだが。
今日は、わりと朝早く目が覚めた。
なぜか旅行のときは寝覚めがいい。
朝日は見えないかなと思い外に出たが、あいにく地平線付近は曇っていた。
海では、小さなボートが揺られており、釣り人か海女さんのような人影がみえる。
人心地ついたところで温泉に入る。
明るくなって外の景色もよく見える。
8:30になって朝食に向かう。
食堂の中央部にオブジェが置いてある。
朝食も美味しい。米はかまど炊きでお焦げもついていた。
食後ゆっくりしていたいが、もう時間。残念。
出立前に売店でサトナカのクッキーを購入。
部屋に置かれている菓子がこれだった。
「中」の字を、カタカナの「サ」が10個、丸く囲んで「サトナカ」。
なかなか洒落たデザインだ。
味もさっぱりしていて、軽くつまむにはもってこいだ。
妻は、旅行前からこのクッキーを食べたかったので、部屋に置かれていたときは感動していた。
おみやげを買ってチェックアウトし、送迎車に乗る。
内宮
鳥羽から電車で宇治山田駅へ向かう。伊勢市駅にしなかったのは、昨日荷物を伊勢市駅のコインロッカーに入れようとしたが全て使用中で、やむなく参道途中のお店に預かってもらうことになったためだ。
宇治山田駅はコインロッカー数も多く、空いているとのことだったので、起点をこちらにしてみた。
宇治山田駅は、伊勢市駅より立派で広い。どうやらこちらの方が主要駅のようだ。
荷物を預け、タクシーで内宮まで向かう。
「昨日は大混雑でしたよ。」と運ちゃん。内宮近くにくると駐車場は既に満杯で、道に車が溢れてている。
内宮参拝を月曜日にして正解だったようだ。
15分ほどで内宮到着。
ここが日本の神々の総本山かと感慨深い。
宇治橋を渡り、参道へ。参道の広さに圧倒。
第一鳥居を過ぎたところで五十鈴川で手を清めて、まずは滝祭神を参拝。
正宮に行く前に、横道に入って風日祈宮を参拝。
道すがらガイドの説明が耳に入る。
元々こちらは風神「社」だったが、蒙古襲来を神風で撃退した功績で「宮」に昇格したとのこと。
正宮への参拝ルートに戻る。さすがに人が多い。
四至神。内宮の四方の境界を守護する神様だ。
忌火屋殿。神様の食事を作る台所。伊勢神宮内の火はここで木と木をすりあわせて発火させるとのこと。
いよいよ御正宮の参拝。
伊勢神宮参拝のクライマックスとも言える。
写真撮影は石段の下までなので、あちこちで記念撮影が行われていた。
御正殿参拝が終わった頃から、かなり汗が出るようになって、妻が心配する。
神気に当てられた訳ではないだろうが、蒸し暑い中、人混みの中での参拝なので、若干体に負担がかかったのだろう。
体調が悪い訳ではないので、特に休まず参拝を続ける。
内宮の新たな御正宮も建設中だ。外幣殿は既に新しいものになっていた。
荒祭宮を参拝。こちらは、新旧の社殿が並立している。
荒祭宮は、天照大御神の荒御魂を御祭りしている。
神道では、神様の魂を大きく2つに分け、荒御魂(あらみたま)と和御霊(にぎみたま)としている。
荒御魂は文字通り荒ぶる魂・活動的な魂で、和御魂は穏やかな魂・恵みの魂を表しているそうだ。
自然界の恵みと天変地異の極端な二面性が信仰に転じたものなのだろう。
せっかくなので、神楽殿で御守を購入。
表面に「内宮」と書いてあるだけのシンプルな御守だ。
色は何種類か選べるが、自分の分は薄紫のものにした。ご利益があるといいな。
日差しを避けて裏から戻る途中で御池に出た。大きな錦鯉もいるが、亀が優雅に泳いでいるのに癒される。
内宮だと、カメにも何かご利益があるように感じるから不思議だ。
参集殿近くの御厩。こちらも新しくなっていた。残念ながら御神馬は不在。
最後に、大山祇神社と子安神社を参拝。
これで、今回の伊勢神宮参拝は終了。
伊勢神宮125社のうち22社を参拝したことになる。
おはらい町・おかげ横丁
昼時ということもあり、おはらい町・おかげ横丁も相当混雑していた。食事は食堂に入らず、ぷらぷらと目についたものを食べ歩きすることにする。
まずは、最中アイス。
元々ははちみつ屋らしいが、アイスもやっている。
その場で、最中の皮にアイスを乗せてくれる。
味はバニラ・抹茶・きなこ・黒ゴマから選べるが、きなこと黒ゴマを1つずつ注文。
あとで知ったが、「松治郎の舗」という松坂の老舗はちみつ専門店だった。
少し歩いた先に、五十鈴川カフェがあり、下の川縁に降りられるようになっていたので、しばし休憩。
おはらい町からおかげ横丁の方に進む。
赤福本店。さすが有名店で混んでいる。
そのほか、饅頭やチーズ棒や伊勢海老バーガーを食べながらぶらぶら。
伊勢海老バーガーは期待したが今ひとつの味だった。さすがに海老の食感までは期待できないか。
ファミリーマートも町並みに合わせて造りになっていた。
看板を合わせるのはよくあるが、店舗まで変えているのは珍しい。
1時間ほどブラブラ散策して、タクシーで宇治山田駅に戻る。
帰路
少し早めに駅に着いたので、弁当とお茶を買う。弁当は野沢菜入の天むす弁当。
お茶はプラボトルに入れるタイプで、結構懐かしい。
駅の売店の中に「しまかぜ」の鉄道模型が置いてあった。
近鉄は「しまかぜ」に相当入れ込んでいるようだ。
帰りは普通の特急で名古屋まで、そこからのぞみに乗り換えて東京へ。
夕方5時頃に東京着。
旅の締めくくり
妻の希望で、東京駅前の最近オープンした「KITTE」へ行ってみた。入口の扉がバカでかく、中は6階まで吹き抜け。
吹き抜けが主体で、その周りに店舗が付いているようなイメージ。
小物屋を中心にブラブラ廻る。
世界遺産登録で話題になっているためか富士山グッズが多い。
変わったところでは木工品屋があり、木製キーボードが販売していた。
面白いが高い。6万円以上もする。
夕食は、宮崎の焼き鳥屋の「万作」にした。
定番のもも焼きと「卵かけご飯」を頂く。
この「卵かけご飯」が絶品!
卵の味が濃厚で、ご飯にもマッチしており、これほど美味しいものは初めてだ。
旅の最後の締めにシンプルな美味いものを食べることが出来て満足だ。
私は明日が治療日なのでそのまま東京泊となる。
郡山に帰る妻を東京駅で見送り、ホテルに向かう。
今日の泊まりは、友人からチケットを格安で譲ってもらった椿山荘だ。
チェックインして、友人と合流。そのまま酒盛りになる。
帰りは12時前。少し深酒になってしまったがいい旅の終わりだった。
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