手術後4日目(原発摘出)-尿管抜き


朝の回診。

先ずは背中の管を取り外す。
何かしていることはわかるが、特に痛み等はない。
昨晩も鎮痛剤はなかったはずだが、夜間に痛むこともなかった。
うれしい誤算だ。

医師の話では、経過も順調出そうだ。
なお、胸の液漏れの腫れもほぼ引いており、痛みもないので、再度針を長くして(16mmの針)ポートからの点滴を試してみるとのこと。
今度は大丈夫か若干不安がある。

少しベッドで大人しくしていると、看護師さんがやってきた。

いよいよ、尿管を外す。
抜く時が一番痛いという話もあり、やや緊張する。
リラックスして息をスーハーとしてくださいと看護師さん。
その通りにしていると、最初やや焼けるような感じがしたあと、妙なヌルヌル感がして終了。
思ったほどではなかった。
暫くオシッコの時に痛むことがありますと看護師さん。

その後、体拭きのタオルをもらい、自分で拭き病院着と下着をとりかえる。
今日は、洗髪にも挑戦した。
手術日以来の洗髪だ。
こちらには、安散髪店のような洗髪場があり、風呂に入れない患者は、自分でないし、看護師が洗髪できるようになっている。
頭を洗い、下の管も外れ、久方ぶりの爽快感を味わう。

なお、最初と2回目の小用の際は、ヒリヒリとした感じがし、若干血が混じったような非常に濃い色をしていた。
それも、回数とともに薄れていった。

午後になり、レントゲンに呼ばれる。
今回は、胸のみを撮影。
多分、何回も液漏れしているのでポートの状況の確認だろうと推察。

夜の回診時に医師がポートに再装着する。
今回は躊躇いなく一気に押し込んだ。
そして、結構入念にテープで位置を固定する。
流石にこれでは、抜けないだろうと思っていると、念のためダイナミックな動きは避けてくださいとの注意を受けた。
うーむ、やはり疑われているか。

なお、右腕の点滴のラインは暫く残すことになった。
こちらは看護師が行う。
チューブを途中から外し、何やら液体を注入。
腕に冷んやりとした感じがする。
血を固まり難くする薬だそうだ。
その後、チューブを右手に固定して終了。
これで、チューブは胸ポートからの点滴の1本だけとなった。

なお、この日始めての便通があった。
粘液性の小さな塊が、わずかながら出た。
若干、血も混じっている。
何も食べてないが、体の老廃物が便となるらしい。

だんだん普通の体に近づいている感じがする。

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