xelox-bv療法終了-新たな治療への転換
朝イチで上京し病院へ向かう。
朝の寒さは相変わらずだが、快晴のため日向は暖かい。
珍しく新幹線沿線も晴れが続く。那須連山にも雲がない。
いつも通り9時40分頃に病院到着。今回もほとんど待たずに採血。
20分後には薬剤師面談。かなり早いペースだ。
今回も重篤な副作用がなかったため、数分で終了。
医師の診察も、珍しく予定時刻より早く呼ばれる。
体調を聞かれ、問題ない旨伝える。
但し、今回の治療は中止となる。
血液検査の結果が悪い。
白血球数は2,800/μlで過去最低、血小板数は69,000/μlで2番めに低い。
好中球実数も1,020も過去最低。
確かにこれでは治療は無理だ。
次いで、CT結果。
右肺の病変は、1か月前より更に増大。
但し、左肺の病変は肉眼上では消失。
(主治医の所見は「消失?」と書いていた)
病変が右肺のみとなったので、手術の可能性も検討することになった。
そのため、1/30に呼吸器外科の診断を受ける。
但し、主治医は、手術についてはあまり前向きではない。
理由は、
手術となれば、特に肺の場合、体への悪影響が甚大であること。
抗がん剤の無治療期間が生じるので、その間に転移が拡大する危険性があること。
(アバスチン投与の場合、術前後に1か月間が必要なので、2か月間は無治療になる)
内科医としては、この辺りの懸念は当然だと思うので、まずは外科医と相談してからからだ。
続いて、今後の抗がん剤治療についての話になる。
今回のCT画像と前に撮ったCT画像を見比べると、一時期縮小した5月頃より大きくなっているのがわかる。
このCT画像はPC上でシームレスに画像遷移するので、素人目にもわかりやすい。
「そろそろ替え時かな」と医師。
抗がん剤の変更については異論ないので、新レジメンはFOLFIRI+bvで行こうかとなる。
これは、イリノテカンと5-FU、ロイコボリン、アバスチンを組み合わせた治療法で、2週間毎の通院点滴と48時間の自宅点滴が必要になる。
まあ、標準的なセカンドラインのレジメンで、予想通りだ。
新たな抗がん剤の投与になるので、初回は1週間の入院が必要。
とりあえず木曜日以降、ベッドが空いたら入院することになった。
医師面談が終わり、早速入院の手続きをする。
前にも入院しているので、書類も説明も少なくスムーズだ。
昼には病院の用事が全て終わり、昼食は東京駅で食べることにした。
八重洲地下街(改札の外)にある、インドカレー屋のエリックサウスだ。
ここでキーマカレーを注文。
味はもちろん、辛すぎず、量も多過ぎないのでいい感じだ。
店も小洒落た感じなので、妻を連れて行ってもいいかもしれない。
食後は新幹線に乗り真っ直ぐ帰宅。
電話連絡が入るのは入院前日となるので、仕事等のスケジューリングが一苦労だ。
また、FOLFIRI+bv療法だと、2週間毎に通院必要で、さらに丸2日間は点滴ポンプを携帯することになるので、今以上に日常生活は制約を受けることになる。
生死に関わる病なのでやむを得ないし、そんな些事気にしている場合かといったところなのだが、いささか面倒だ。
★★できればクリックお願いします。★★ →
関連する記事
- 2013年12月17日 化学療法(17クール目)-転移巣の拡大
- 2012年12月14日 通院(化学療法準備)-2度目のCT
- 2013年11月19日 化学療法(16クール目)-初の抗がん剤治療延期
- 2012年11月1日 入院日と手術日決定
- 2012年10月25日 外科受診、今後の治療方針