
大腸がん治療の先端技術動向-平成25年8月現在
がんワクチンや免疫細胞療法などは、マスコミでは「夢の治療法」として好意的に報道されています。 私も手術直後の病床で、がんペプチドワクチンを取り上げたNHK特集を見ていました。 ただし現状では、まだまだ研究・臨床段階の…

抗がん剤治療の動向-平成25年6月現在
スチバーガの上市 平成25年5月24日付けで、スチバーガ(一般名:レゴラフェニブ水和物)が薬価基準収載となり、同日付けで発売となりました。 手術や他の薬剤が効かない場合、副作用に十分な対応可能な医療施設に限定するなど…

通院(化学療法6クール)-次の治療の目処
ホテルは、9時50分出発。 昨日は、量はほどほどだが、遅くまで飲んでしまい、結局深酒となってしまった。 二日酔いというほどではないが、だるさと眠気が取れない。 無理しすぎたかと反省する。 10時30分にがん研有…

大腸がんの新薬状況-2013年4月現在
現時点での、大腸がんを対象にした最近承認された新薬、登録されつつある新薬をまとめてみました。 いずれも、現行の標準化学療法が全て無効となった進行/再発大腸がんという極めて厳しい状況下(サードライン・フォースライン)で…

日本の新薬開発体制の凋落-日本版NIHへの遠い道のり
日本は世界有数の長寿国で、医療も世界最先端とみなされていました。 しかし今、その地位が揺らいでいます。 日本国内で新薬が出来にくくなり、「ドラッグ・ラグ」により新薬が他国より遅れてしか使えない問題が生じています。 …

新薬開発への期待-大日本住友製薬
今年1月に、大日本住友製薬が開発中のがん治療薬が報じられました。 がん再発防止の新薬 臨床試験申請へ がんを作り出すと考えられている細胞「がん幹細胞」を直接攻撃し、がんによる死亡の大きな原因となっている再発を防ぐ新薬を実…

手術後13日目(原発摘出)-日本の新薬開発雑感
特に問題がなければ、今日が最後の入院日となる。 この全長200歩足らずの空間ともお別れとなる。 入院から半月程度だが、6人部屋のこの病室では、既に2番目の古株になっている。 軽い手術では、手術後3~4日で退院する方もおり…